
デンタルインプラントに多少詳しい方ですと、その技術の素晴らしさを理由に『患部』なんかではないという主張をなさるかもしれません。
例えば、私はデンタルインプラント義歯自体についても『有用な道具』という以外に、『生体に突き刺さったまま放置された金属』だとありのまま認識し続ける必要があると考えています。この金属は骨と体外を貫いているのです。これが他の場所にあったらどうですか?かなり異常なことなのです。実際だからこそ感染に弱い。本来骨にたどり着くにはいくつもの組織を通過しなければならないところなのに、金属棒が外から骨までのバイパスになってくれているのです。
しかし、インプラント治療について学んだ方はこんなことを仰います。
「ただ金属棒が突き刺さっているだけじゃないんだよ。金属といっても生体と非常に相性のよいチタンという金属だし、しかもそれが骨とオッセオインテグレーションという現象を起こしてガッチリと接合している状態なんだよ」